「井波別院 瑞泉寺」に辿り着きました。(20241031)
瑞泉寺は、南砺市井波にある真宗大谷派の寺院です。
この寺院は、たびたび大きな火災にあって焼失しています。再建のために派遣された京都の彫刻師(前川三四郎)が井波の宮大工に技術を伝えたのが、井波彫刻の始まりと言われています。
左側に見える石垣が「大楼壁」です。防火対策になっているそうです。
また、寺院の門と八日町通りが微妙にずれているように見えますが、こうすることで、防風対策になっているようです。
階段を上ると「山門」が見えます。
山門には、彫刻師(前川三四郎)の作品「雲水一疋龍」(うんすいいっぴきりゅう)が使われています。
山門の左側には「後小松天皇 勅願所」の石碑があります。
山門の右側には、「綽如上人 創立 瑞泉寺」と刻まれた石碑があります。
さらにその右側には「式台門」(勅使門)があります。
この寺院が後小松天皇の勅願所だったことから、扉の上には菊の紋章があります。
また、式台門の扉の両脇には「獅子の子落とし」が彫られています。
山門をくぐると「本堂」が見えます。
振り返って山門を撮りました。
左側に小さく見えるのは受付です。(拝観料を払って中に入りました。。。)
山門の右側には「鐘楼堂」があります。
後小松天皇徳碑です。
再び本堂の方を向きます。本堂の左側に見えるのは「太子堂」です。
右側の方に小さく映っているのは親鸞聖人の像です。
「太子堂」です。その左側に見えるのは「宝物殿」です。
瑞泉寺の後ろにあるのは「八乙女山」という山で、この山から吹き下ろす風を「井波風」と言うそうです。この風のため幾度となく大火にみまわれたそうです。八乙女山の先は、五箇山の合掌造り集落に繋がるとのことです。